ハーレーの代名詞 Vツインエンジン

ハーレーエンジン

ハーレーの代名詞ともいえる有名なVツインエンジン。独特の鼓動感や排気音を生み出す特徴的なエンジンですが、低い回転から力強く加速できるところもハーレーらしさを感じ取れるところでしょう。そのような特徴はスペック表からも見て取ることができます。

ハーレーの基本ともいえるエンジンは、現在ツインカム103というエンジンです。ツーリング・ソフテイル・ダイナといったファミリーに搭載されているこのビッグツインですが、103という数字は排気量が103キュービックインチであることを示し、1690ccに相当します。

1690ccのエンジンは、ボアが98.4mm、ストロークが111.1mmという構成です。ボアよりもストロークが長いロングストロークエンジンで、最大トルク150Nmを3250rpmという低い回転で発生させます。この特長により、低速から粘り強く加速する特徴を見て取ることができます。

一方、同じハーレーでもV-RODファミリーに搭載されたエンジンは、1246ccの水冷エンジンでボア・ストロークは105.0mm×72.0mmというショートストロークエンジンです。DOHCのカムシステムを採用し、最大トルク105Nmを7000rpmで発生させる高回転型エンジンです。